リフォームの瑕疵保険
全国的にご自宅のリフォームやリノベーションを実施した際に、トラブルに巻き込まれるというケースは非常に多い。リフォーム業界は、悪徳業者とされる会社も多く、また意図的ではなくとも施工上のトラブル等を引き起こしてしまっている会社は相当に多い状況である。
こういった業界事情がリフォーム市場の拡大を阻害する要因の１つだと言われている。
リフォームの瑕疵保険（かし保険）は、この問題の解決手段として期待されている。リフォーム工事への安心感を高めることが市場拡大、消費者心理へ影響する可能性は十分にあるだろう。
この瑕疵保険の対象は、リフォーム工事をした全ての箇所である。また、構造耐力上主要な部分および雨水の浸入を防止する部分（雨漏り）についての保証期間は5年間、その他の部分については1年間である。万一、リフォームした箇所に瑕疵が見つかれば、補修費用等が支払われる。
この瑕疵保険に加入するためには、建築中やリフォーム工事の完了後に現場検査を受ける必要がある。
このリフォームの瑕疵保険で難しい点は、リフォーム工事費用とのバランスで保険料が割高に感じられることが少なくないことである。１０００万円前後かそれ以上の工事予算であれば、保険料の負担の意義を感じやすいが、２００～３００万円程度のリフォームではそこまで負担できないと考えることが多い。
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